師匠マルセル・モイーズ

マルセル・モイーズ先生は、フルートの師匠であるばかりでなく、 音楽を学ぶ為に必要な事柄、考え方、人生や哲学についても色々 教えて戴きました。
フルートの神様と云われる所以は、弟子の一人一人の個性を見抜き その人ならではの授かった能力を、思う存分に発揮出来るように この世でたった一つの人格を形成するようにしてくれたからだと思います。
直弟子でなければ、知り得ないことを含め、此の素晴らしい 芸術家 マルセル・モイーズ師匠の事を少しでも多く、 皆様と共有出来る事を願って文章を綴っていくつもりです。

スピノザについて

マルセル・モイーズ先生のレッスンでの事。
場所をフランスからアメリカに移してからの
最初のレッスンでした。
Kuni」「スピノザを知っているか?」
と質問されました。
「存知ております!」と答え、「それなら宜しい」
「音楽家は哲学やその他、科学の分野も知らなければならない」
此の様な言葉からレッスンが開始されました。
永い間、「何故スピノザが出て来たのか?」
何故、私一人だけに質問したのか?
「スピノザ」の質問の謎が、漸く解けました。
スピノザが語る「自然」とモイーズ先生が常に言う
「自然」(Natural Way)が、共に同じ概念を持って
いたのです。
スピノザの概念をモイーズ流に纏め上げ、自身でも
実践したのが「ソノリテについて」と言う本に書かれた
「方法」です。

追伸
WordPressで書いていたブログを再掲する事にしました。