学力低下について

最近、学力低下を危惧する話題が頻繁に出てくるようになった。
学力低下の最も著しいのは、日本語ではないのでしょうか?
地域差が拡大しているからかもしれませんが、身近にいる小学生・中学生に質問しても『この漢字習っていません!』という答えが多い。学校で教わる漢字がどうも極端に減っているようだ。そこに拍車をかけて自分で辞書を取らない漢字を自主的に調べる生徒も減っている。第一辞書を引かなくても良いような体制になっている。
教科書に新しい言葉の意味が予め載っている。

このような余計なお世話をして、子供たちのせっかくの能力を奪わないで欲しい。
子供とは、元来好奇心の塊です。

手厚い保護のもとに好奇心が薄くなった子供の顔は、すでに老人顔です。
自分自身のことを表現するにも正しく日本語で言い表わせない。
そこからジレンマとなり、あっという間に心を閉ざす方向に傾いてしまいます。
自分の気持ちを言い表わせるように『日本語』を身に付ける。
それが学力向上の本当の意味の第一歩だと思います。
『先生』は子供たちの鏡で無くてはなりません。
日本人だから必ず正しい日本語を話せるわけではありません。
一人一人が努力精進して今までのすばらしい日本の文化としての日本語が存在していたのです。
日本語もろくに話せないような『教師』はいりません。ここをちきんと教育し直すのも次の一歩として手を打たなければならないようにも思います。